2016年8月3日水曜日

竹画

建部凌岱著「漢画指南」から、竹画をご紹介申し上げる。精神的東洋なるものを思う時、佳き伴侶となるのではなかろうか。
本書「漢画指南」の著者、建部凌岱(1719-1774年)は、戯作者、俳人として著名である。幼名、金吾。 字は、孟喬。凌岱、綾足、寒葉齋と號した。陸奥の国、弘前に生まれ、長じて京ヘ出、東福寺に入り、僧となった。後、江戸へ移り、俳諧、図画を業とした。主な著作に、「西山物語」、「本朝水滸伝」がある。
用いたテキストの法量は、縦27.2cm、横18.6cm。発行者は、皇都書林、菱屋孫兵衛。発行年は、安永八年(1779年)。表紙には、薄青色の和紙が使われている。
合掌。