南路志巻二十八幡多郡鹿持川の項に、以下の記述が見られる。
鹿持川村 入野郷 (刊本南路志第三巻374頁)
長法寺 禅宗長泉寺末
本尊
寺記曰 寺之向ニ古城有、観音寺新左衛門城床ト云。当寺ハ、右之新左衛門菩提之為ニ地下より建立と言伝。位牌ハ長浜高福寺ニ有、当寺ニハ位牌無之。七月十一日、毎年地下不残当寺江諸人集り施餓鬼供養有、若私用ニ而不出合者ハ祟りを受ける事奇妙也。祭ル所、寺の南ノ木犀ノ木之本ニ而祭。若所を替候へハ忽風吹棚吹落申ニ付、古今日も替不申、所も不替、古城へ向候而手向仕也。
付記
「南路志3(高知県立図書館1991年刊)」から引用した。高知県立図書館、及び、関係諸氏に、心からのお礼を申し上げる。
尚、本活字本の底本は、天理大学図書館に蔵されているとのことである。
合掌。
参考
観音寺村 中村郷 (刊本南路志第三巻389頁)
古城 観音寺新左衛門居之。
追記
東京大学史料編纂所のデータベース上で、「南路志」が公開されている。
有り難い事である。
合掌。
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