磐境(いはさか)神明神社
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幼少時よりの愛読書であった折口信夫氏の「死者の書」に登場する石城(しき)、この石城に心惹かれていた僕は、昨年、室町期に描かれた長門二宮の絵図に出逢った。そこには、石城を廻らした社があった。その感動と共に、絵図をご紹介申し上げていた柿久保大兄から、一昨日、お電話をいただいた。隣国阿波の山中に、石城に囲まれた社が、今も現存しているというお話であった。驚きであった。早速、文献資料にあたり、大正四年に刊行された「美馬郡郷土史」を紐解いた。その口山村の項に、磐境(いはさか)に四周を囲まれた神明神社に関する記述があった。まさに、嬉しいサプライズ。合掌。
参考
石城(しき)
http://kanonji.blogspot.jp/2017/12/blog-post_20.html