午後から、西長尾にある国吉城址を訪れました。実は、地検帳を具に見るまでは、長宗我部など蛮族の親分くらいにしか思っていなかったのです。然し、地検帳を紐解く内に、これは違う。何と繊細で、何と気宇のある武将だと思い始めたのでした。亦、情に厚い・・・・・。嘗て、京の都で活躍した香川氏が講和を結ぶ筈だと思ったのでした。換言すれば、長宗我部と戦った阿波、或いは、讃岐の一部の武将たちの知見の無さを慨嘆したのでした。四国が嘗ての細川氏の統治下のように、長宗我部氏のもと、纏まっていれば、畿内の勢力に一泡吹かせられたかもしれない。そんな風に思ったりもするのです。城址は見事でした。一見の価値有りです。
合掌。
この地図は、「香川県中世城館跡詳細分布調査報告(香川県教育委員会2003年刊)」より転載した。関係諸氏に、記して、お礼を申し上げる。
合掌。
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